公開: 2022年9月24日
更新: 2022年10月8日
2010年頃、人間の化石から遺伝子情報を取り出す方法が見つかり、ネアンデルタール人の遺伝子の分析が行われました。その結果、現代の人間の中に、ネアンデルタール人の遺伝子が残っているれいがあることが分かりました。その量は、ヨーロッパ人の場合、2パーセント前後だと言われています。その遺伝が、青い目や、白い肌の色に影響しているとされています。
この絶滅した人類の祖先であるネアンデルタール人の化石からDNAと呼ばれる遺伝物質を取り出し、そこに含まれている核酸の帯の模様を調べることに成功したのが、ドイツの国立マックス・プランク研究所のスウェーデン人研究者、スバンテ・ペーボ博士が率いた研究チームで、2022年10月に発表されたノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
コズミック フロント☆NEXT、「ネアンデルタール人はなぜ滅亡したのか?」、NHK(BS) 2018年6月21日放送